好かれる人は褒め上手!相手の長所を効果的に褒めて育てる人間になるには

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「ねえ、聞いてよ」

町内会の会合から帰ってきた山下さんの奥さま。返ってくるなり山下さんに愚痴を始めます。

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「会議、上手くいかなかったのか?」

「その逆よ。高木さんのおかげで話がトントンって進んじゃった」

「じゃあ、良かったじゃない 何が問題なの」

「高木さん あの方 ひとを褒めるのがうまいの 褒めて何かしら役を指示するのよ」

「あぁ、高木さんか あの人なら仕方ないよ 何でもよく知っているし人柄を悪く言う人もいないし

あの人に何か頼まれたら断ることできないよ」

「でもねぇ いつも上手に丸め込まれちゃうっていうか 気が付くと高木さんのペースに乗せられているような気がするの」

「あきらめな弁護士だったんだもの 手伝うことがあれば協力するよ」

「うーん、でもねぇ・・・」

 

なんだか納得に行かない山下さんの奥さまですが、ひとから褒められるのは決して悪い気はしませんよね。でも、反対に人を褒めるのって意外と難しいものです。

高木さんのように上手に人を褒め、スムーズなコミュニケーションを築くにはどうすればよいのでしょうか。

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なぜ?身近な人を褒めるのは難しい


 

プロスポーツの選手が何かしらの記録を打ち立てたとします。「素晴らしいことだ」とか、「元気をいただきました」、「努力に対し頭が下がります」などと多くに人が称賛の言葉を並べ立てます。

 

中には「自分には関係がないので大して感心もしません」などという人もいるかもしれませんが、ほとんどの人は記録を樹立した選手には心から喜びや賛美の言葉を送ります。

 

わたしたちは相手の行為自体が自分にはできないことであったり、自分の周囲にはいないような人であればあるほど褒めることはとても簡単なことであり、称賛の言葉も思いつきやすいものです。

 

 

では、近所の人や親族の、それも何気ない行為に対して褒めることができているでしょうか。

毎日食事を作ってくれる相手に対し、年に1度でも「毎日家族のことを思いやって食事の用意をするなんてすばらしいことだよ」などと言うことがあるでしょうか。

がんばって作業に取り組んでいる部下に対して、「君の頑張りがあるおかげで部署の活気を保つことができているよ」などと褒めることができているでしょうか。

 

わたしたちは褒める対象が自分よりも上に位置づけしている場合には簡単に褒めることができますね。

反対に自分よりも下に位置づけしている場合、自分の立場を維持した、つまり上の立場が保証された状態で褒めようとします。

 

自分が毎日料理を作る自信がない場合、それをこなしている相手を褒めてしまうとその瞬間相手の立場が自分よりも上になってしまうと感じるのです。

実際に褒められた人がそのことによって立場が逆転したなどと思う人はいないはずです。

 

パートナーや部下といった身近な存在をうまく褒めることができない人はまずそうした心の恐れを取りにぞいてみてはいかがでしょうか。

 

褒められる才能よりも難しい褒めることができる才能


 

ひとは何かしらの才能を持って生まれてきます。

「えー、私には何もありません」

などという人にだって走る才能や絵を描く才能、計算する才能はあります。ただそれが他よりも突出していないだけにすぎません。

少しでも楽器を弾ける人は弾けない人から見ればすごい才能ですし、餃子を作ることができる人は料理が苦手な人から見ると天才に見えるかもしれません。

 

ひとよりも少しだけ上手なものがあれば周りが簡単に褒めてくれます。

 

しかし、いざ自分から相手を褒めようとするとできそうでいてできないものです。

そもそも人を褒めるには相手の長所を見極めることのできる「眼」を持っていなければなりません。

 

先ほども言いましたが、他人よりも突出したものを持っている相手を褒めるのは簡単なことです。何気ない行いや仕草、言葉を敏感に感じ取り、相手が気が付いてもいないことを褒めるには観察力が必要です。

 

では、相手をよく観察するためにはどうすればよいのでしょうか。

まずは相手の存在価値を認めることが大切です。自分にとって相手が必要な存在であることを認識します。そして、良いと感じる部分にフォーカスします。

 

誰でも良いところの一つや二つはあります。(実際には無数に存在しますが)

声が良く通るなと思えばそこから話の組み立て方が上手だとか、挨拶に向いているだとか良いと思えることが広がっていきます。その分褒める対象も多くなっていきます。

 

褒める才能というのは「人間観察」の才能でもあるのです。

 

ひとよりも速く走ったり、絵がうまかったりする才能は他人と比較すれば簡単に確認できます。しかし、人を褒める才能というのは自分で確認することができません。

 

しかし、褒め上手になると「あの人は心が広い」「他人に対して寛容で、評価が適格だ」などといった声として返ってきます。

 

そして、本当に褒め上手な人は『褒める時は人前で。注意するときは対峙して』を決して忘れることはありません。

 

褒めるのは誰のためでもなくあなたのため


 

「ほめる」という行為は2つの意味があります。相手の身に着けているものを「ほめる」場合と相手の言動に対して「ほめる」場合です。

 

前者は褒めるという字を当てることが多く、後者は誉めるを使う場合が多いようです。

 

褒める対象が何であれ、見え透いた褒め方をしてしまえばかえって相手の気分を害してしまいます。

いわゆる「太鼓持ち」では相手の表面しか見ていないことになります。

 

 

褒められた相手が「あぁ、自分のことを理解してくれているんだ」と思えるようになれば褒め上手と言えるでしょう。

 

いきなり褒め上手になることはできません。何事も練習というものが必要となります。

相手の何気ないことでも『自分よりも勝っている』と感じたら褒めるようにして、「褒める」を癖にしてみましょう。

 

では、人を褒めると何か良いことがあるのでしょうか。

ズバリ!良いことはあります。

 

褒められた人が良い気分でいられます。そして、あなたに対して好意を持ちます。行為を持った人がどんどん増えていきます。あなたの毎日が争いのない平和なものになります。

 

あなたの近所にも褒め上手がいれば平和の輪が一つ増えます。そうした輪がいくつも増えれば世の中が変わっていきます。最後には世界が平和になります。

 

世界が平和になるとあなたのこどもや孫が暮らしやすい世の中になります。

 

世界の平和はあなたが人を褒めるかどうかにかかっているのです。

 

おわりに


 

「あ、そうか!」

山下さんの奥さまが突然思いついたように声を出します。

「褒められ上手になれば良いんだ」

「どういうこと?」

山下さんが怪訝な顔をして聞きます。

「わたしって褒められることに耐性がなかったのよ だからついつい言われるがままになってなのよ」

「で、褒められ上手になると?」

「だから、毎日1回は私のこと褒めてよね」

「は?なんでそういう思考になるのさ」

「そうすればそっちは褒め上手になって一石二鳥じゃない  ね」

 

後日山下さんが奥さまを褒めちぎったかどうかはわかりませんが、身近な人をたまには褒めてみてはいかがでしょう。

少なくともその日1日は平和に過ごせますよ。

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