たった一日で嫌われる。そんな人には共通の特徴があった。

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いつもより早く帰宅した山下さんの奥様。夕食前にテレビのニュースを見ています。

「あー。なんでこの人の話し方ってこう、いらいらするのかしら」

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早速独り言が始まります。

「だから、何言いたいのよ。説明になってないわよ あーもう!」

なにやらニュースの解説者に対して苛立ちを感じているようです。

「ん~。見なきゃよかった。 なんでこの番組にチャンネル合わせちゃったのかしら ついてないわぁ」

そう言いながらもまだテレビお前から離れません。

そうこうしているうちに山下さんが帰ってきました。奥さまのそばに来て一緒にテレビの画面を見ます。

「あ、この人まだ解説やっているんだ なかなか的確なこと言うんだよな」

「・・・。」

あきれたような顔で山下さんを見上げる奥さま。

「ん、なんとなく空気が重いけど・・・なにかまずいことでも言った?」

 

よく、空気を読めないといいますが、それを冗談で済まされる人と嫌悪される人がいます。その差はどこから生じるのでしょうか。

同じ話題でも話し方ひとつで受け入れられ方は大きく変わるそうですよ。

 

ひとは最初の印象で好き嫌いを決めてしまう


 

私たちは日ごろ、良い悪いは別にしてパッと見た瞬間に「ああ、この人は優しそうだな」とか「しっかりしている」あるいは「だらしなさそう」などとひとに評価を下します。

特にビジネスの世界では相手に良い印象を持ってもらうというのはとても大切なことですから、服装や挨拶の仕方、言葉遣いなど事細かに教育されます。

それでも、良い印象を持たれる人もいますし反対に嫌悪される人もいます。それが営業成績などに反映されてしまい、なぜ自分だけ?と思い悩み最悪の場合その会社を去る。などということもあります。

 

ビジネスだけでなく、日常でもなぜか周りに溶け込めない。なんとなく避けられているような気がする。そういった人はもしかして話し方に難があるのかもしれません。

これは、声が良いとか話の内容が面白いなどというものではなく、会話の中に協調性がないのが原因です。

 

初めてあった人に対し、あれこれ根掘り葉掘り聞くことはできません。当たり障りのない会話からその人となりを判断しようとします。少ない情報から相手のことを知るわけですから、話し方というのは重要なファクターになります。

 

いったい、何が嫌悪されて何が好感を持たれるのでしょうか。

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不快と感じる会話とは


 

この人と話をするとなんとなくイラっとする。そんな経験は多かれ少なかれ誰にでもあるのではないでしょうか。

不快に感じる会話の特徴をいくつかあげてみましょう。

 

甲高い声で話をする

ひとにはそれぞれ声質というものがあり、低い声の人もいれば高い声の人もいます。これは生まれつきのものなので、仕方のないことですが、声が高くて早口の方は一般的に不快に思われがちです。

高い声は身の危険を感じて助けを求める場合にはとても有効ですが、近い距離で聞いているとキンキンとしてうっとおしく感じられます。それが早口となると音に気が向いてしまい、話の内容が伝わってきません。

 

声質が高い人はゆっくりと落ち着いて話すことを心がけると良いようです。

また、「わたしってぇ~」とか「○○だしぃ~」など高い声で語尾を伸ばしながら話す声は本当に聞き取りにくいものです。

 

声が低くて活舌が悪い

ぼそぼそと話しているため、何を言っているのか聞き取ることができない。

声質が低いと落ち着いていると好感を持たれる場合もありますが、声が小さくて活舌が悪いと会話そのものが成立しないこともあります。

どことなく暗いイメージを抱かれてしまい、本当は冗談が好きなのに「あのひとは真面目だけが織り柄のつまらない人」などのれ輝を張られかねません。

 

こういった特徴の方は意識して高い声を出すようにすると良いようです。

相手の話に対して「へ~」とか「なるほどぉ」などと合いの手を入れるようにすると抑揚もあり、会話にリズムも生まれます。

 

相手の都合を考えずに決めつける

○○すべきだ。○○にすればよい。一見力強く方向を示してくれているようですが、聞いているほうにしてみれば大きなお世話なことが多いものです。企業の重役を経験している方に多いのですが、なんでも断定的に話し、自分に従わせようとします。

 

アドバイスを求められている時でも2者択一を促すようにすれば相談者も考える余裕が生まれます。専門家でもない人が断定的に話をしても説得力はありませんし、むしろ「なんでそんなに偉そうなんだ」と反発されてしまいます。

こうした特徴は中高年の男性に多く、部下に接していた時と同じように社会の中で振舞っていては周囲から敬遠されてしまいます。

何らかの知識があったとしても聞かれてもいないことを話したり、誰かの話にかぶせるようにして知識をひけらかしてはいけません。

あなたが知っていることはほかの誰かも知っている。あなたの知らないことをほかの誰かが知っている。当たり前のことです。

 

自分のこと以外に興味がない

人が話している最中に「私の場合は・・・」などと聞いてもいないのに自分の話をしだす人がいます。どのような話題であっても常に自分が中心にあって、「自分だったらこうする」「自分の場合はこうだった」などと話の対象を自分に向けようとします。

 

なぜそうなってしまうのか。はっきり言って人の話に何の興味もないからです。常に自分をかまってほしい。自分のことを見てほしい。いわゆる承認欲求が強い人の特徴です。

 

承認欲求は誰にでもありますが、自分に自信を持てない人ほど強く出る場合があります。

「あなたならどうする?」こう聞かれなくても誰もあなたを低く見ているわけではありません。

 

聞いてる?って言われる

人は話の内容に興味があると自然と前のめりになり、賛同できると大きく頷いたりもします。

ところが、よく聞いているという人に限って相槌が曖昧だったりします。

話の内容をよく理解しようとするあまり、頷くことさえせずにじっと相手の顔を見つめている。本人は聞いているつもりでも話している側にしてみれば何のリアクションもないため、本当に聞いているのだろうか?と疑心暗鬼になります。

 

職場で上司があれこれ指示を出している時など、部下が聞き漏らすまいと黙って聞いている時がありますが、これは真面目に聞いているとは思われません。

話というのは一度ですべてを理解することのほうが稀です。むしろ理解できない場合のほうが多いくらいです。

「それは○○ですね」「では○○のようにすればよいですね」このように途中で確認すればよいのです。もしも間違っていればそこで修正され、結果的に行動自体は間違いのない方向へ進みます。

 

何気なく毎日繰り返される会話ですが、ちょっとしたことで相手に嫌な思いをさせているかもしれません。

 

相手が嫌がるこんなこと


 

話し方も大切ですが、話そのものが嫌われるということもあります。これをやると間違いなく人から嫌われます。

 

過ぎたことをいつまでも言う

ひとには運、不運というものがあります。よくない出来事は誰にでも降りかかってきますが、それをいつまでもねちねちと繰り返していては聞かされるほうはたまりません。

本人はそれで気を晴らしたいのでしょうが、いやな気持を何度も思い返すことになるので解消することができません。むしろ憎悪の気持ちが増幅し、どんどん落ち込んでしまうでしょう。

 

例えば不幸な生い立ちを持っていたとします。親が離婚して片親だったとか、預けられた先で虐められたとか不幸な話だけをしていれば過去の記憶はそれで埋まってしまいます。どこかで誰かに親切にしてもらったとか、近所にやさしいおばさんがいたなどの記憶もあったのかもしれません。

話を聞く側に立てば不幸な話を繰り返されるのは苦痛になります。

 

話に嘘や大げさが多い

広告のコマーシャルではありませんが、話の内容に明らかな嘘や誇大表現が多いのも嫌われる要因です。

ただ、昔から「嘘も方便」という言葉があり、すべての嘘が嫌われるわけではありません。相手にとってここでは嘘を言ったほうが良いとされる場面もあります。

 

しかし、自分を誇示するためにつく嘘は相手をしらけさせます。

特に誰かの実績を感心するような会話の中で「自分の方がこんなに○○だ」というものは敬遠されてしまいます。

あなたの実績が本物であれば放っておいても誰かがどこかで話題にしてくれます。

 

自分が勝者であり続ける

ひとの話に共感することなく、同調すらしない。いつでも立場は自分が上でいないと気が済まない。

こんな人は誰でも嫌うだろうけど滅多にいないのでは?そう思う人もいるでしょが、何かしら対立している状況では十分ありうるのではないでしょうか。

 

これはディベートと間違われることもありますが、相手の立場や主張を尊重するのとは違って、自己中心的な人の話です。

人と人のつながりは相手の存在を認めて初めて成り立つものです。話の内容も相手の立場や状況を理解したものでなければ成立することはありません。常に勝者であり続けることなどありえないということを理解しましょう。

 

好かれる人には理由がある


 

それでは、好かれる人にも共通点はないのでしょうか。

様々上げることができますが、少なくともこれを意識している人が嫌われることはまずない。といってよいでしょう。

まずは、会話をするとき

〇相手の名前を会話の中に入れる

〇喜怒哀楽をわかりやすくする

〇自分を必要以上に大きく見せようとしない。

〇なるべくなら相手から教えてもらうといったスタンスをとる。

〇相手の言葉を否定しない

〇相手の話のどこかで共感する。

〇8割は相手に話をさせる。

〇相槌をしっかりと打って、聞いていることをわかりやすくする。

これらが自然とできている人は何度でも話しかけられます。

すべて覚えていられない。という方にはたった一つ。これだけを覚えておけばよいでしょう。それは

「そうだよね、よくわかるよ」この言葉を意識して使ってみてください。

 

また、以下の態度は好印象を抱かれやすいといわれます。

〇何度でも話しかける

〇自分から心を開いて相手に接する。

〇相手に合わせる。

〇なるべく明るくふるまう。

〇相手の話を促すような質問をする。

〇共感と同調を念頭に置く。

 

話し方も態度もまずは一歩下がっている程度で丁度良いのです。

 

そして、言ってはいけないことを最も言いたいときに ぐっと我慢できてこそ「本当の大人」だということを忘れないようにしましょう。

 

おわりに


 

「なんだかイライラしている自分が馬鹿らしくなってきたわ・・」

山下さんの奥様はそうつぶやき、立ち上がってキッチンに向かいました。

「え、なに?」

山下さんは何のことかわからずにぽかんとしています。

「いいの、気が紛れたから。助かったわ ありがと」

訳も分からず奥様からお礼を言われた山下さん。この後何かおねだりされるのではと2、3日おびえて暮らしたそうです。

 

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