ご存知ですか?ナメてかからないほうが良い飴の実力

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「あ゛~ の゛どが い゛だい゛~~」

朝、山下さんの奥さまが濁点だらけの声で寝室から出てきました。

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しかし、何度もこのような場面を見ている山下さんは半ば呆れて言います。

「またカラオケか? 喉、弱いってわかっているんだから 自業自得だな」

「え゛~だっで、ぎょう゛や゛ず み゛だがら゛づい゛・・・」

山下さんの奥さまの喉はもはや何を言っているのか理解できないほど酷い状態です。

「とりあえずのど飴でも舐めて静かにしているんだな」

優しい山下さんがのど飴を出してあげようと引き出しを探します。

「あれ、無いぞ 使い切ったかな」

「がっでぎで~(買って来て)」

甘える奥さま。しかし山下さんは突き放すように言いました。

「病気じゃないだろ オレは飴のように甘くはないの」

 

このあとどちらが買いに行ったのかは定かではありませんが、飴って喉が痛い時にしか活用していませんか?それって実にもったいないことなんですよ。

 

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飴はお菓子?それともお薬?


 

コンビニでもスーパーでもドラッグストアでも駄菓子屋さんでも病院でも販売している「飴」。

誰もが気軽に手にすることができるものですね。

 

「わたしは飴なんか舐めません」なんて言いそうないかつい顔のおじさんだって、たまに口の中にポイっと放り込めばたちまち舌の上でコロコロし、次第に目元も緩んできます。

 

この「飴」というものはいつごろできたのでしょうか。

 

その歴史は何と「日本書紀」にまでさかのぼることができます。当時の飴は今でいう「水あめ」の状態で、神武天皇が大和高尾で水無飴を作った」という記述があるほどなのです。

 

「日本人は昔から甘いお菓子が好きだったのねー」などと勘違いしてはいけません。当時は甘味料として認識され、料理に使う調味料として重宝されていました。

このころの水あめは麦芽に含まれる「ジアスターゼ」という酵素をでんぷんに加えて作られていたようで、何もないでんぷんから糖を作るといった化学反応を取り入れていたのですから驚くばかりです。

 

この水あめは平安時代でも調味料として認識されていて、京の都ではあめを売るのお店もあったようです。室町時代になると砂糖の輸入も始まりますが、とても高価なものでしたので水あめの需要は変わりなく続きました。また、栄養源としての認識も深まり人々の生活になくてはならないものとなったようです。

 

 

現在のようないわゆる飴玉として登場するのは江戸時代に入ってからです。古典落語の演目「初天神」の中で駄々をこねるこどもを黙らせるために飴玉を咥えさせるシーンが出てきます。(テレビなど時間に制約がある場合、カットされることもありますが)

 

 

このように、飴という食品は古来からなじみがあってとても身近なものですが、現代の私たちにとってのどが痛い時やお菓子として食する以外に飴の活用方法はあるのでしょうか。

 

料理の中に飴を取り入れる


 

平安の昔から調味料として用いられてきたわけですから、現代の飴を料理に取り入れることに何ら問題はありません。

昔と違ってその種類や味の豊富さは驚くばかりですが、国内のメーカーが作り出す飴は単に甘いだけのものとは違い、上品な味わいのものが比較的安価で求めることができます。

 

では、どのような料理に取り入れることができるのでしょうか?2、3の例を挙げてみましょう。

 

クリームシチューをもっとミルキーに

寒い季節でなくても食べたくなるクリームシチュー。でも、家で作る味に何となく物足りなさを感じる方もいるようです。

「どうせ 市販のルーなのだから」とあきらめているとしたらぜひとも「飴」を取り入れてみるべきです。

この時に使うのが「ミルク味の飴」です。ただし、気を付けていただきたいのは、ミルク味なら何でもよいという言うわけではないのです。

 

商品のパッケージをよく見て、「ノンシュガー」と表示されているものを選びましょう。分量として4皿分に対し、飴1袋を用います。(分量は好みによって変えることをお勧めします)

 

飴を使ったシチューはこれまでよりもコクが際立ち冷めてもおいしさが持続します。

 

砂糖を使わない照り焼きソース

チキンやお魚のほか、和風ピザにも用いることができる照り焼きソースにも飴を用いることができます。

固形の飴をそのまま使うことができませんので、しょうゆ大1.5、みりん1、お酒1と「黒糖飴」1粒を数回に分けて電子レンジで溶かします。(短時間で行うと焦げたり爆発します)

黒糖は体にもよいといわれていますし、何よりも味に深みが出ます。つくねにも利用しましたが、とてもおいしくできました。

 

余った飴もデザートに変身

市販の飴の多くは1粒ずつ食べやすい大きさになっていますが、例えば千歳飴のようなものは「気軽に」というわけにはいきません。お子様やお孫さんの七五三などで手に入っても持て余してしまいます。(甘いものが氾濫しているせいでもらった本人が見向きもしなかったり)

 

千歳飴やミルク飴が余った時は牛乳で溶かしたミルクプリンを作ってみましょう。

貰った飴がプリンに変身することで小さな子供は大喜びしますし、大人のデザートとして楽しむこともできます。

 

飴はやる気を引き出してくれる


 

最後まで飴を舐められない人は幼児性が強い。こう言われて「そういえば最後の方はガリガリってやっちゃうな」と思い当たる人はいませんか。

 

今度こそ最後までなめ切ってやろうと思っていても、ついガリっと。

 

幼児性云々は定かではありませんが、飴を噛んでしまうのは心理学上『不満・怒り・攻撃性』の表れなのだそうです。

ですからついつい飴を噛んでいる人は何らかのストレスを抱えているのでしょう。仕事が忙しいとか、人付き合いに悩んでいるとか、パートナーに不満があるなど自分では気が付かない潜在意識が「噛む」という行為としてサインを送っているのかもしれませんね。

 

また、普段無口であまり弱音を吐かないような方が家族の中にいて、その方が飴を噛んでいたら何か悩みを抱えているのかもしれませんので、声をかけてみてはいかがでしょう。

 

しかし、この「飴ガリガリ行為」を逆手に取って有効活用することもできます。

 

『攻撃性』とは『やる気』にもつながります。そもそも噛むという行為は力を出したいときに行うものです。メジャーリーグの選手がガムを噛んでいるのもこの力を出すためだとも言われています。

 

やらなければいけないと思っていてもつい、後回しにしていたことはありませんか。このさい飴をガリガリ噛んで取り掛かってみましょう。一気に片付いてしまうかもしれません。

 

おわりに


 

「あー、なん゛となくよくな゛ってぎた」

しばらく飴を舐めていた山下さんの奥さま。すこし声が元に戻ってきたようです。

 

「料理に飴を使うと良いみたいだからやってみる?」

山下さんが奥さまの喉を気遣って話しかけます。

 

「んー、喉に良いものを゛食べに行くほう゛が・・・」

それを聞いた山下さん。奥さまのために買ってきた飴を口の中に放り、ガリガリっと力強くかみ砕くのでした。

 

 

そういえば手提げ袋に「あめちゃん」を忍ばせているおばちゃんたち。常にこのストレス発散法を取り入れているのかもしれません。

 

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