なぜあなたが大きな声で笑うと隣の人が嫌な顔をするのか

投稿日:

RobinHiggins / Pixabay

日曜日の午前、山下さん夫婦は仲良くデパートのエレベーターに乗っています。

「ちょっと・・・」山下さんの肘をつかみながら奥さまが小声で何か言いかけました。

スポンサーリンク

「ん、どうした?」山下さんも小声で聞き返します。

「もうちょっとそっちへ行ってよ」

「無理言うなよ。満員なんだぞ もうすぐ着くから我慢しろよ」

お互いに肘と肘でつつき合っているうちに目的の寝具売り場のある階につきました。

「あ~つらかった 倒れるかと思ったわよ」

「大げさだな ほんの数分じゃないか」

「え、気が付かなかったの?私の隣でずっと話をしていたおばさんたちがいたでしょ」

「ああ、いたなぁ。 でもそんなにうるさいとは思わなかったけどな」

「声じゃないわよ 息がすっごく臭ったのよ! とてもじゃないけど堪えられるレベルじゃないわ。 ちゃんと歯磨きしてるのかしら」

 

よほどつらかったのか奥さまの目は潤んでいます。でも奥さま、お口の臭いって歯磨きだけの問題ではないんですよ。

 

スポンサーリンク

口臭には種類があるのをご存知ですか


 

くしゃみが出そうになって手で口を覆った瞬間、自分の口臭に驚くことはありませんか。

「嫌だ、朝ちゃんと歯磨きしたのに・・・」

そう思ってこっそりと歯ブラシ片手に洗面所に向かったなんて経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか。

口臭の原因が歯磨き不足によるものでしたら念入りに歯を磨けば解消できますよね。あるいは前夜に餃子など臭いのきついものを食べすぎたのであれば時間の経過とともに解消されます。

 

しかし、口臭はそれだけが原因ではないようです。口の中の問題というよりは腸内の環境が悪化しているサインとして息が臭くなっている場合もあるのです。

 

健康な時は腸と肝臓との間で正常な循環が行われます。胃で消化された食物は腸で栄養分が吸収され、残りは肝臓が分解したり他の物質と合体して無臭化してくれます。しかし、体調の悪化によってこうしたバランスが崩れてしまうと、腸内で悪玉菌が増殖します。この悪玉菌はアンモニアなどのガスを発生させ、強烈な悪臭を放ちます。

 

臭い物質は血液の中に混ざって体全体に廻ります。やがて汗や口臭となって嫌な臭いを周りに発散させてしまうのです。ですから、いくら歯磨きを念入りにしても臭いの元は腸の中にあるので効果が上がらないのは当然です。

 

もしも、歯磨きで口臭が改善されないと悩んでいる方がいればこの腸内口臭を疑ってみてください。

 

まずは腸を弱らせる原因を探ること


 

腸のバランスが崩れるときは大抵生活環境が乱れているときです。一時的なものなら腸への負担も軽くて済みますが、知らず知らずのうちに慢性化してしまうこともありますので、その原因を探りきちんと対応する必要があります。

 

①ストレスによる食生活の乱れ

現代の社会は技術の発達に伴って一人の人にかかる役割が非常に広範囲になっています。それによってストレスも大きく複雑なものになっているとも言われています。

このストレスを上手に吐き出すことができればよいのですが、中には拒食や過食など食生活の乱れにつながってしまうことがあります。

 

家に帰って食事を済ました後のリラックスタイムにストレス解消目的に好きなスイーツを食べる。という人もいると思いますが、このこと自体は大きな問題ではありません。しかし、習慣化していつの間にかスイーツを食べていないと落ち着かなくなってしまう。こうなると糖質過多になり食欲も減退してきます。

 

朝起きると胃がもたれ、肌荒れも目立ってきます。肩こりや倦怠感など疲れが取れにくくなり、便秘など腸の働きが悪くなってきます。

 

②加齢による食の減退やダイエット

年齢を重ねるとどうしても若いころよりも食事の量が減っていきます。以前は食べられた量を食べると胸やけや胃もたれを起こしてしまう。そう感じる人もいるでしょう。

 

これは年齢とともに胃腸の動きが鈍くなっていることが原因です。また、若いころのように脂肪を簡単に減らすこともできなくなり、自然とあっさりとした食事が中心となることも腸を弱らせる原因と言われています。

 

ビタミンやたんぱく質などの栄養素は体の表面だけでなく、内臓を活発に動かすためにも重要なものです。高コレステロールはメタボリックなどの問題を引き起こすといわれますが、コレステロールそのものは細胞膜を作る成分ですし、ホルモンの原料にもなるので低すぎるのも問題です。

 

③虚弱体質により胃腸の働きが弱い

もともと体が弱く食も細い。体力をつけようと無理して食べると胃もたれを起こして消化薬無しではいられない。冷え性で夏でも手足が冷たい。

こうした方は無理にたくさん食べると体調を崩したりお腹周りだけに脂肪がつくといったことにつながる恐れがあります。

 

疲れやすく夏バテもしやすいため冷たいものを好んで食べる。こうしたことも胃腸の働きを弱める原因となります。

免疫力が弱いことも考えられますので、腸が弱るだけでなく体のだるさが抜けない、風邪をひきやすいなど様々な症状が現れます。

 

腸の元気は食事のバランスから


 

では、腸を元気にするためにはどうすればよいのでしょうか。

言うまでもなく腸が働く目的は体に必要な栄養を吸収することです。そのためには正しい食事を心掛ける必要があります。

 

○常に腹八分目の食事を心掛けましょう

腸にも休息が必要です。食べすぎは腸にその休息を与えることができません。

 

○気持ちよく食べることを心掛けましょう

仕事の合間に急いで食べたり、何か別のことと一緒にするながら食事はリラックスできません。精神の安定も腸の活動には重要な要素です。

 

○お酒が飲めるのなら食前酒も取り入れて

アルコールは少量なら食欲を増進させますし、血流も良くなるため消化吸収にもよいとされています。リラックス効果もありますので時々の食事に取り入れてみると良いでしょう。

 

○消化吸収の良いものを選びましょう

胃腸が弱っていると感じたら冷たいものや刺激的なものは避け、消化の良い山芋やカボチャ豆腐、温野菜などがおすすめです。また、体を温めてくれる生姜は腸にやさしいばかりでなく、冷え性にも効果的です。

 

○疲労がたまり食事もままならない時には十分な睡眠を

疲れ切って何もやる気が起きない。そのようなときは無理に食事をとっても胃腸に負担がかかるだけです。思い切って休養を取り十分な睡眠で体を休めることを第一に考えましょう。

 

おわりに


 

山下さんの奥さまが自分のことを振り返って言います。

「そういえば、疲れが続いて食欲がない時って何となく口の臭いが気になっていたのよね」

さらに

「口と腸なんて一本の管でつながっているんだから腸が弱ってくれば口まで臭うのも当たり前かぁ」

それを聞いた山下さん。

「水道管じゃないんだからそれはあり得ないだろ。臭いの元となる物質が・・・」

そう言いかけて、とっくに目の前から消えてしまった奥さまの姿をあわてて探すのでした。

 

口臭の他の記事はこちらから

周りがあなたとの会話を避けたいという驚愕の事実

 

 

スポンサーリンク

-健康生活

Copyright© コレミナサイト , 2020 All Rights Reserved Powered by STINGER.